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手記
作品の話・不定期更新の日記など
文章コンテンツのページです。


日記帳八冊目
26.9.1 魔法少女まどか☆マギカ本編で一番好きなセリフは、 「あなたは彼に夢を叶えてほしいの? それとも、彼の夢を叶えた恩人になりたいの?」 です。 本作をご存じでない方のために、簡単にご説明しますね。 「何でも一つ願いを叶えてあげる。その代わり、魔法少女になって、命をかけて敵と戦って」 そう持ち掛けられた中学生の女の子たちが、自分なら何を願うか話し合っている場面です。 そのうちの一人、さやかという少女は、「幼なじみの男の子の腕を治したい」と考えています。 男の子はバイオリニストを目指していましたが、怪我あるいは病気によって、もう楽器を弾けない体になってしまったことが作中で示唆されます。 さやかは彼に片想いしていて、何度も病室へ通い、献身的にお見舞いをしています。 冒頭のセリフは、こう続きます。 「同じようでも全然ちがうことよ、これ」 「腕を治してあげたい」という願いは、本当に彼のためだけのものなのか。 それとも、彼を救った恩人になりたい、感謝されたい、特別な存在になりたい、ひいては両想いになりたいという、自分自身の欲望も含んでいるのか。..
9月1日


日記帳六冊目
♛ 続きは 日記帳七冊目 へお越しください。 25.7.25 インタビュー記事のご案内+舞台裏 明日(7/26)のお知らせと、個人サイトのみの内緒話について書きました。 25.7.20 「見なきゃ失礼」の話をします。 少し前、とあるキャラクターが、胸元の大きく開いた新しい衣装で描かれました。 それを見た友人が、「わーお! セクシー! 見なきゃ失礼!」と冗談めかして言ったのが面白くて大笑いしてしまいました。 でも、本当にその通りだと感じたのです。 そのキャラクターは芸能界に身を置いています。ストイックに自分を磨き、仕事にプライドを持ち、常に完成された姿で人前に現れる人物として描写されています。 だからこそ、「肌見せは自ら選んだ演出のひとつなので目をそらす方が失礼。全力で見るべき」という考え方には納得がいきました。 このキャラは、ヒップラインが明確に描かれた絵があります。他の登場人物(一般人や未成年)と違い、色気を感じさせる意図のあるポージングも採用されます。 しかし、それは悪いものでも、いやらしい表現でもありません。主体的でそこに意志があると感じる
2025年7月20日


日記帳五冊目
25.3.18 AさんがBさんに何かをしてあげると、BさんがAさんに恩を感じて好きになる ……とされています。一般的には。 でも私は逆だと思っています。 AさんからBさんへの期待と執着が増す。これだけしてあげたんだから、私に感謝しているだろう。私はBさんにとって特別になれた...
2025年3月18日


日記帳四冊目
24.12.2 私がもし「どんな人を尊敬するか」と聞かれたら「他人に格好悪いところを見せられる人」と答えます。 完璧ではない、みっともなくてまだまだ未完成の姿を他人に見せることを恐れない人は本当に格好いい。 例として、あなたが初めて原画販売を考えているとしましょう。 ここでは絵としますが何だっていいです。作品に値段をつけるってとても勇気が要りますよね。 売れなかったら格好悪いな。見向きもされなかったら恥ずかしい。そんな高い価値ないって笑われるかも。 と、あれこれ悩んで踏み出せないでいるときに、あなたと同じくらいの規模の活動をしている作家さんが言いました。 「絵をネットオークションに出します!」 えっ?! そんな、誰も落札してくれなかったらすごく恥ずかしいのに……たくさんの人が見る場所に晒すなんて……内心笑われるに決まってる……耐えられない……私には絶対できない。 そして、あなたは好奇心で様子を見に行ってしまいます。 まだ入札はないんだな。あ、ウォッチが増えてる。売れるのかな。 入札されてる! ああ、 私にはこんなところに出す勇気ない。うらやましい
2024年12月5日


日記帳三冊目
24.8.20 荷造りしたものをすべて送り出したら、ずっと張り詰めていた緊張の糸が切れてそのまま床で気絶していました。 今は人心地ついています。 搬入前で、まだ安心できるタイミングではないのですが、それでも……原画展の準備のほとんどすべてが終わりました! やることがありすぎて、考えて立ち止まっている時間はないのでとにかく走り続けていたらいつの間にかゴールの近くまで来ました。 気を抜くには早いけれど、今日だけは少し休んでも良さそうなので、エアコンのきいた部屋であたたかいお茶を淹れます。 当日を楽しみにしている、水野さんにとってすばらしい時間になることを祈っている……などの、このお茶にお砂糖が溶けていくようなお言葉本当にありがとうございます。 おかげさまでここまで辿り着きました。あと少し、改めて気合を入れて残りの作業に励みます。 24.8.11 展示に追加する原画の額装を選んでいる間、ずっとニコラのことを考えていました。 彼は高畠クロエ役に抜擢されるまで、小規模の活動しかしていなかった。 こんなに注目されたのは初めて。大きな波に押し流されるように求め
2024年8月27日


日記帳二冊目
24.5.5 「可奈子には杏里がいるけど真弓には誰もいない」 という言葉が浮かんでしまいました。再録集の描き下ろしを黙々と描いています。 可奈子・杏里は『少女の国』の3話目、 「性嫌悪の少女の話」 という副題でWEB上でも公開している漫画の登場人物。真弓より前からいます。...
2024年5月26日


日記帳一冊目
24.2.24 春が近づき、卒業を意識する季節になったからか、「私は今17or18歳です」「現在三年生です」から始まるメッセージを数通頂き、ああ、わかるなぁ……と思いながら大事に読んでいます。 豊かで瑞々しい感受性を持ち、物語を愛し、賢いがゆえに傷ついてしまう、繊細な花びらでありながら鋭い棘を隠し持つ少女たちの最後の時間の一端に触れるたび、真弓を見るルリさんに近い気持ちになります。私は決して彼女のような素敵な人ではないけれど。 「世間的に少女である期間が終わってしまう」と綴られ、大人として扱われることへの忌避感、繭の外の世界への恐れ、年上の女性へのあこがれや友人との繊細な関係、 作品の感想と共に言葉にしてくれたお嬢さんがたとの秘密ですから全部書いたりはしませんが、 私が描いてきた物語の中に、少女の国にしかいない彼女たちがそこにいるようで胸が締め付けられました。 どうか、外の世界でも気高く生きてください。 その真弓を見るルリさんの話です。 彼女の「ニコちゃんより真弓ちゃんの方が好き」という台詞、作品的には結構大事なことを言っているのですが、あえて大
2024年2月24日
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