パネル展のご案内✧(24.11.20更新)
わたしたちは、切り花なのだ。
空想ーあるいは物語ーという水を
養いにしなくては枯れ果ててしまう。
皆川博子さん作『倒立する塔の殺人』(PHP文芸文庫) 新装版の装画を担当いたしました。
戦時中のミッションスクールでは、少女たちの間で小説の回し書きが流行していた。
蔓薔薇模様の囲みの中に『倒立する塔の殺人』とタイトルだけ記されたその美しいノートは、図書館の書架に本に紛れてひっそり置かれていた。
ノートを手にした者は続きを書き継ぐ。しかし、一人の少女の死をきっかけに、物語に秘められた恐ろしい企みが明らかになり……
物語と現実が絡み合う、万華鏡のように美しいミステリー。
(2011年発行の文庫版より引用)
素晴らしいご縁を頂き、感無量です。
少女たちが織り成すミステリー×シスターフッドの物語に、あなたを招待するきっかけとなりましたら幸いです。
深まりゆく秋の長い夜の共に、この本を添えて頂けますように。
こちらの文庫は「一読三嘆」(※)参加書店様にて10月24日より順次、先行発売いたします。
特設ページはこちら
初読の楽しみを奪ってしまいたくないですから、具体的な作品感想や解説はしばらく控えて皆さんに委ねます。
気にかけて下さった方のお手に渡った頃、装画のこだわりや中身に触れたお話をしたいと思っています。
(※)ブックセラーズ&カンパニーさんによる、「一度読んで幾度も感嘆する」既刊名著をセレクトした企画です。
先行2ヶ月は参加書店様のみの独占販売となります。上記リンクで書店一覧をご確認の上、お出かけください。
今後、このお仕事に関係する嬉しい続報がございます!
私と一緒に楽しみにお待ち頂けましたら幸いです。
24.11.5 続報です!
新装画での復刊を記念して、提携書店内にて水野みやこの個人作品を含めた全6点のパネル展を行います。
24.11.20
スケジュールを更新いたしました。
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①11/1~11/20 梅田蔦屋書店(大阪)
→終了しました。ありがとうございました!
②【名古屋開催】
11/25(月)~12/15(日)
愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番17号イオンモール
③【東京開催】
12/20(金)~1/14(火)
東京都立川市曙町2-42-1 パークアベニュー3F
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このたび素敵な機会を頂き感激しています。
原画の展示こそありませんが、今回の装画との親和性や色合いなどを悩みつつ、私と書店さんで作品の選出をいたしました。
これまで大切に描いてきた絵ばかりです。お出かけの折には、どうぞ小さな聖域へお越しいただけましたら幸いです。
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