Characters

Sissi
シシー。理想の少女。
アンティークドールのような容貌、気高く生きようと心に決めている所作の美しい正統派の「少女貴族」。
決して"優しい良い子"ではなく選民思想と排他的な精神を持っている。
彼女が最初の一人です。

Alma
アルマ。永遠の少女。
彼女の世界には彼女の大好きなものだけがメリーゴーランドのようにくるくると回っている。
大人がいつの間にか忘れてしまう少女時代の象徴のような存在。
シシーとは信頼し合っている友人。イメージカラーはライラック。
Mayumi
真弓。絵描きの少女。
美しいものへの渇望、神格化からの失望、感性で結びついたふたりの楽園の形成と崩壊、それから、少女のままでいることは可能か、など数々のテーマを背負って生まれるべくして生まれてきた。
『NICOLA』の主人公。イメージカラーはすみれ色。

Kanako
可奈子。文筆家の少女。
潔癖で、性嫌悪気味で、鋭い感性と高いプライドを持ち、親友への執着を抱えている。
やがて大人になった彼女は、かつての自分のような少女の物語を紡ぐ書き手となり真弓へと血脈を繋げていく。
『少女の国』、そして『NICOLA』にも少し登場。


Malice,
Ruth
マリスとルース。高慢な美人の女主人と黒を纏う陰鬱な召使い。
ギャレット家という屋敷に住んでいる、今まで描いてきた中で最もゴシック趣味のふたり。
彼女たちは冒頭で紹介したシシーと同じ世界観であり画集『the Garretts<ギャレット家>』に詳しく掲載しています。

Ophelia
オフィーリア。 神秘・優美・礼讃。どこか死の薫りを纏う姫君。
わたしの遠い憧れとして今もヴェールの向こうに佇み続けている、手の届くことのない「幻想」の概念。
最も現実味なく美しく描きたい人です。同じくギャレット家の画集で詳しく語っています。
Annabel
アナベル。彼女は純度100%の客体少女。
「ニンフェットの魅力を持ったまま16歳になった娘」のテーマを持つ『ロリータ』。視線を奪い感性を揺さぶる存在。
何も知らない無垢な女の子にも、破滅に導く魔女にもなれる。あなたの想像力次第で。
